12.ジムニー1000(SJ40)について調べてみた

ジムニー

知人が OLD-J という古いジムニーのイベントを開催していて、その内容をまとめているうちに、だんだんと 昔のジムニーが気になってきた。気になったらすぐに調べるのが自分の性分。さっそくカーセンサーやグーネットで中古車情報をチェックしてみると、驚くことに SJ40(ジムニー1000)が360万円 なんて価格で掲載されている。

もともとは100万円前後で販売されていたはずのクルマが、いまや新車よりも高い値段がついているなんて…。いったい SJ40とはどんなクルマなのか? ますます気になって、さらに調べてみました。

SJ40(ジムニー1000)とは?

SJ40は、スズキが1982年に発売した小型オフロード車 で、輸出向けモデルとして開発されたが、国内ユーザーからの熱い要望もあり、日本国内でも販売されることになった。コンパクトなボディと力強いエンジンを備え、本格的なオフロード性能を持っていたことから、当時のオフロード愛好家にとって 理想的なクルマ だったようです。

エンジン性能

SJ40に搭載されていたのは F10A型 970cc 水冷4サイクル直列4気筒エンジン

  • 最高出力:52PS / 5,000rpm
  • 最大トルク:8.2kg・m / 3,500rpm

今の基準で見ると決してハイパワーとは言えないと思いますが、軽量なボディに加え、低速トルクがしっかりあるため、オフロードでの粘り強さが魅力的 だったと聞きます。

コンパクトなサイズ感

  • 全長:3,355mm
  • 全幅:1,465mm
  • 全高:1,680mm
  • 車両重量:805kg

この軽さが、SJ40の 機動力の高さと悪路走破性の良さ を生み出しているポイントのひとつだったようです。1tを切る上に1000CCの排気量はさすがに軽量コンパクトでしかもオフロード仕様はファンにはたまらない存在ですね。
私もノマドの納品を待っていますが、今はどちらかというとOLD系に惹かれています。

オフロード性能

SJ40の足回りは リジッドアクスル式半楕円リーフスプリング を採用。
シンプルながら オフロードでのタフさを発揮するサスペンション構造 になっていて、荒れた道でもしっかりとした走破性を確保できる仕組みです。また、高・低速2段切り替え式のトランスファーや、オプションでフリーホイールハブが選べる仕様になっていて、さすがです!オフロード走行に特化した装備 もしっかり備わっています。

デザインとボディバリエーション

SJ40には、以下のようなボディバリエーション。

  • ハーフメタルドア
    ドアの下部が金属製で、上部は幌やビニール素材で構成されている。
    この構造により、軽量化とコスト削減が実現されているのでしょう。上部が取り外し可能なため、オープンエアの走行を楽しむことができ、また、視界を広げることができるため、オフロード走行時に便利な構造です。
  • フルメタルドア
  • バン
  • ピックアップ

それぞれ、用途や好みに応じて選べるようになっており、カスタマイズ性の高さ も人気の理由のひとつのようです。

エンジン諸元

項目 詳細
エンジン型式 F10A
種類 水冷 4サイクル 直列4気筒
排気量 970cc
内径×行程 65.5mm × 72.0mm
弁機構 SOHC 8バルブ
圧縮比 8.7(キャブレター仕様)/ 9.3(インジェクター仕様)
最大出力 40~55馬力(キャブレター仕様)/ 60馬力(インジェクター仕様)
最大トルク 60~85Nm(キャブレター仕様)/ 75~85Nm(インジェクター仕様)
燃料供給方式 キャブレターまたはインジェクター
燃料タイプ ガソリン
冷却方式 水冷
タイミング駆動 ベルト
エンジンオイル容量 3.5リットル
推奨エンジンオイル 5W-30
寿命(目安) 約280,000km

なぜ今、中古価格が高騰しているのか?

現在、中古市場で SJ40の価格が259万円~370万円 という驚きの値段で取引されていました。
とても手が出せません。なぜこんなに高騰しているのか、理由をいろいろ周りの方たちに聞いてみました。

  1. オールドジムニーの人気が再燃
     近年、クラシックカーとしての ジムニーの価値が見直されている。特に 旧車ブーム の影響もあり、SJ40のような「シンプルでタフなオフローダー」が再評価されているのではないか。

  2. 台数が減少し、希少価値が上がっている
     SJ40は 約40年前のクルマ なので、現存する個体数が少なくなってきている。しっかりレストアされた個体や、状態の良いものは、当然ながら高値で取引されやすい。

  3. 海外市場での需要の高まり
     元々輸出モデルとして設計されたSJ40は、海外市場でも人気がある。特に 右ハンドル車が手に入らない国では、日本の中古市場からの輸出が盛ん になっている。海外ファンの増加も、価格高騰の一因と考えられる。

最後に

SJ40(ジムニー1000)は、シンプルでタフで、「本当に悪路を走るために作られたジムニー」 という印象が強いですね。あと…デザインに何か惹かれます。

価格が高騰しているのは残念ですが、それだけ価値のあるクルマ ということで、どうにか手に入れる方法を考えています。

正直、今回調べてみて 「一度は乗ってみたい!」 という気持ちがますます強くなってきました。中古市場で出回っている個体は少ないが、じっくり探していくのも ジムニーの楽しみのひとつ かもしれません。こんな楽しみも発見できました。

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